草津観光案内
草津市は東海道と中山道の分岐・合流する宿場町であることから
交通の要衝、地域交通の拠点として栄えてまいりました。
旧街道筋には、吉良上野介・浅野匠頭など著名人が宿泊した国指定史跡「草津宿本陣」、江戸時代の旅人気分が体験できる「草津宿街道交流館」があり、県内はもちろん県外からも多くの観光客の皆様がお越しになり、大満足を頂いております。
そのほかにも...
春は房の長さが1.5mにも及ぶ三大神社の「藤の花」
冬は湖の妖精「コハクチョウ」などなど季節を問わず見所満載です。
一年中、あらゆる世代の皆様にお楽しみいただける「滋賀県立琵琶湖博物館」や「草津市立水生植物公園みずの森」等々…
見て楽しい、訪れて楽しい「草津市」へぜひお越しください!
詳しくは草津市観光物産協会HPへ
宿場町草津
宿場町草津
東海道五十三次、五十二番目の宿場
東海道といえばその昔、江戸と京・大坂を結ぶ日本一の街道。かつて草津は、その五十二番目の宿場町として栄えてきました。さらには、江戸から木曽へとつづく中山道と東海道が交わる宿は全国でもここ草津宿だけ!
この東海道と中山道の分岐点には、現在でも
「右東海道いせみち
左中仙道美のぢ」
と刻まれた道標が建ち、高札場もあります。
草津川を歩いて渡って、草津宿入り。
江戸から京へ向かう旅人は、まず草津川を渡って草津宿に入ります。草津川はふだん水がなく、当時、橋は掛けられていなかったので、旅人は徒歩でこの川を渡っていました。
川を渡るに際しては橋銭三文が徴収されていたそうです。
この草津川は天井川として有名でしたが、現在では廃川となって
おり、水は流れていません。度重なる洪水被害の解消のため、
平成十四年に約2キロメートル南側に新しい草津川が完成したた
めです。
旧の草津川を越えると「史跡草津宿本陣」があります。現存する
わが国の本陣の中でも最大級の規模を誇り、大福帳(宿帳)には
吉良上野介や浅野内匠頭、新撰組の土方歳三など、歴史上の人物がズラリと並んでいます。
往時の草津宿には本陣二軒、脇本陣四軒、旅籠百件以上が軒を連ねたともいわれ、大変な賑わいだったようです。
「急がば回れ」の語源はここ草津!
「急がば回れ」というと、「危険な近道をするよりも、遠回りでも安全確実な道を歩いた方が結局は目的地に早く着ける。遠回りに思えても安全な手段を取った方が得策である」という意味をあらわす有名なことわざですが、実は、その語源は草津にあります。
当時、旅人が京へ向かうには、草津の矢橋(やばせ)から琵琶湖を横断する水路の方が、瀬田の唐橋を通る陸路より近くて早いのですが、比叡山から吹き下ろされる突風(比叡おろし)により、危険な航路だったため、このような歌がうたわれました。
「武士(もののふ)の
矢橋の船は早くとも
急がば回れ」 瀬田の長橋」
宿場町の伝統と「草津宿場まつり」
このように草津宿では、多くの人々や物の往来によって、全国各地の文化や情報をいち早く入手することができ、江戸や京・上方の文化の地方伝播の拠点ともなりました。街道とともに育まれたまち「宿場町草津」を宿場まつりとともにお楽しみください。